20世紀フランス音楽における最大の作曲家の2人、オリヴィエ・メシアンとアンリ・デュティユー、そして彼らが最も影響を受けたドビュッシーの創作を、チェロとピアノの作品で特集しました。ピアノ作品としては、この3人に共通する「前奏曲集」から抜粋します。世紀初頭にドビュッシーが実現した多彩な表現がその後、どのようにメシアンやデュティユーに受け継がれていくのでしょうか。またドビュッシーが晩年に書いた「チェロソナタ」、メシアンの有名な「世の終わりのための四重奏曲」、デュティユーが20世紀で最も著名なメセナのパウル・ザッハーに捧げた「3つのストロフ」で、20世紀の創作を縦断していきます。今最もご活躍中のお2人のソリスト、金子鈴太郎さん、長尾洋史さんの演奏でお楽しみいただきます。